画面に表示された、小さな数字。
たったひとつのクリックが増えただけで、
なぜか胸が少し高鳴る。
その向こう側には、誰かがいる。
名前も知らない、顔も見えない誰か。
それでも確かに、自分の記事に触れた人がいるという事実。
たった一度のクリック。
それは偶然かもしれないし、
ほんの数秒で離脱されたかもしれない。
それでも、ゼロではない。
ゼロと一の違いは、とても大きい。
何も届かなかった世界と、
ほんの少しだけ届いた世界。
その境界線に立っている気がする。
クリックの向こう側を想像する。
どんな気持ちで読んだのだろう。
役に立ったのか、ただ流れ着いただけなのか。
答えはわからない。
それでも今日も書く。
また誰かが、どこかで、
その小さなボタンを押してくれるかもしれないから。
クリックの向こう側にいる誰かを思いながら、
静かに次の一文を打ち込む。
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