ふと、こんな想像をしてみました。
もしも、ブログの収益が「書いた時間」にそのまま比例する世界だったら。
1時間書けば1時間分、3時間書けば3時間分。アクセス数も、検索順位も、アルゴリズムの機嫌も関係なし。ただ、パソコンの前に座って文章を書いた時間だけが、そのままお金になる世界です。
ネットで稼ぎたい人にとっては、夢みたいな話ですよね。
夜中の3時に、「今日の分」を取り返しに行く
まず、ブログを書く人の動きが変わりそうです。
今は、「頑張って書いたのに全然読まれない」ということが普通にあります。3時間かけた記事のアクセスが一桁、というのも珍しくありません。
でも、この世界では、そんな悲しい夜は存在しません。3時間書いたら、3時間分。努力が、ちゃんと数字になって返ってくる。
そうなると、きっとみんな「今日、何時間書いたか」を気にし始めます。
「今日は2時間しか書けなかったな……」
「よし、寝る前にあと30分だけ取り返そう」
ブログが、時給制のアルバイトみたいな感覚になるわけです。
「ゆっくり書く人」が最強になってしまう
次に起きそうなのが、書くスピードの逆転です。
今の世界では、速く書ける人が有利です。同じ1時間でも、2記事書ける人と1記事の人では、積み上がる量が違うからです。
でも「書いた時間」に比例するなら、話は変わります。
- 一文を3分悩む人
- 句読点の位置で10分止まる人
- タイトルを考えるだけで1時間使う人
こういう人たちが、急に高収入になります。
「早く書けるようになりたい」と悩んでいた人は、むしろ損をする世界。ちょっと皮肉ですよね。
「書いているふり」が、ひとつの技術になる
そして、たぶん必ず出てくるのがこれです。
画面を開いたまま、ほとんど何も書かない人。
カーソルをチカチカさせながら、頭の中では晩ごはんの献立を考えている人。
収益が時間に比例する以上、「書いている時間」をどう証明するのかが、大きな問題になります。入力の量を測ると、今度は「同じ文字を打ち続ける人」が現れる。画面の動きを測ると、「ひたすらスクロールする人」が現れる。
結局、ルールを作れば、そのすき間を探す人が出てくる。これはどんな世界でも変わらなさそうです。
でも、一番変わるのは「読む人の景色」かもしれない
ここまでは書く側の話でしたが、読む側にも変化がありそうです。
アクセスを集めるための記事が、必要なくなるからです。
- 検索で上に出るためだけのタイトル
- クリックさせるための大げさな煽り
- 中身が薄いのに、やたら長い記事
こういうものを作る理由が、なくなります。
書く人は「自分が書きたいこと」を、時間をかけて書けばいい。そうなると、ネットの文章はもっと、のんびりして、ちょっと変で、人の癖が出たものになる気がします。
それは、正直ちょっと読んでみたい世界です。
もしかしたら、今の世界にも似た部分はある
とはいえ、現実はそんなに甘くありません。
今のブログは、書いた時間ではなく、「読まれた量」や「役に立った度合い」で収益が決まります。1時間で書いた記事が何年も稼ぎ続けることもあれば、10時間かけた記事がまったく反応されないこともあります。
不公平に感じる日もあります。
けれど、時間に比例しない世界だからこそ、いいこともあると思うんです。
- 早く書けるようになると、同じ時間でできることが増える
- 過去に書いた記事が、寝ている間も働いてくれる
- 工夫次第で、時間の何倍もの成果が出ることがある
時間に縛られないというのは、裏を返せば、時間以上の結果を出せる可能性があるということでもあります。
結局、時間の使い方がブログの形になる
「もしも、書いた時間に比例する世界だったら」と考えてみて、私が思ったのはこういうことです。
ネットで稼ぎたいと思ったとき、つい「何を書くか」「どうやって集客するか」ばかり考えてしまいます。でも、本当に差が出るのは、限られた時間を、どこに使うかなのかもしれません。
- 記事を書く時間
- 読み返して直す時間
- 読者のことを考える時間
- 何も書かずに、ただ考える時間
どれも、ブログの一部です。
収益が時間に比例しなくても、時間のかけ方は、ちゃんと記事の中に表れます。
まとめ
もしも、ブログの収益が「書いた時間」に比例する世界だったら。
- 夜中に「今日の分」を取り返しに行く人が増える
- ゆっくり書く人が、急に最強になる
- 「書いているふり」が、新しい技術になる
- ネットの文章が、少しのんびりして人間らしくなる
そんな、ちょっと変で、ちょっと楽しい世界になりそうです。
現実の世界は、時間だけでは決まりません。だからこそ、悩むし、工夫もするし、思わぬ記事が当たったときの嬉しさもあります。
今日あなたが使った1時間は、いつかどこかで、あなたのブログの力になっているはずです。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます
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