「誰でも簡単に稼げます」
「スマホ一台で月収100万円」
「今だけ、特別に教えます」
ネットで稼ぎたいと思って検索を始めると、こういう言葉が次から次へと目に飛び込んできます。私も最初のころは、そのたびに心が揺れました。「もしかして、自分にもできるのでは?」と。
その気持ちは、まったく悪いものではありません。ただ、稼ぎたいという気持ちが強い時ほど、冷静さは少しだけ遠くへ行ってしまいます。
今日は、ネットで稼ぎたい人にこそ知っておいてほしい「疑う目」の話を書いてみます。
「稼げる」と言う人は、何で稼いでいるのか
まず、いちばん最初に考えてみたいことがあります。
その「稼げる」と言っている人は、何でお金を得ているのでしょうか。
実際にその方法で稼いでいるのか。それとも、「稼げる方法を教えること」そのものでお金を得ているのか。この二つは、似ているようでまったく違います。
教材、コミュニティ、コンサル、スクール。もちろん、すべてが悪いわけではありません。中には誠実に価値を届けている人もいます。ただ、「稼げる」と言うことで得をするのは誰なのか、一度立ち止まって考えてみる価値はあります。
「簡単」「誰でも」「すぐに」という言葉の違和感
ネットで稼ぐ世界を少し見ていると、よく出てくる言葉があります。
- 簡単
- 誰でも
- すぐに
- 放置で
- 初期費用ゼロで
これらの言葉が並んでいたら、深呼吸をひとつ。
本当に簡単で、誰でもすぐに稼げるのなら、みんなとっくに同じことをしています。そして人が増えれば競争が起き、簡単ではなくなります。これは、ネットでも現実でも変わらない仕組みです。
私自身、ブログを書き始めて痛感したのは、どんなに小さな成果でも、積み上げるには時間と手間がかかるということでした。記事を書いて、読まれなくて、直して、また書いて。その地味な繰り返しの先に、ようやく小さな変化が見えてきます。
派手な言葉ほど、現実の手触りとはかけ離れている。そんな気がしています。
見せられる数字は、全体のほんの一部かもしれない
収益のスクリーンショットを見せられることもあります。
ただ、画面に映っているのは、その人が見せたい部分だけです。
- 売上なのか、利益なのか
- 経費や広告費は引かれているのか
- その月だけ特別に良かったのではないか
- 他の月はどうだったのか
数字は嘘をつかなくても、切り取り方で印象はいくらでも変わります。数字そのものを疑うというより、「見えていない部分があるかもしれない」と想像してみることが大切だと思います。
疑うことは、人を信じないことではない
ここで誤解してほしくないのですが、疑うというのは、誰も信じないという意味ではありません。
私が思う「疑う」は、次のような姿勢です。
- 鵜呑みにしないで、いったん持ち帰る
- 他の情報とも見比べてみる
- お金を払う前に、一晩寝かせる
- 「なぜ今、決めなければいけないのか」を考える
「今日中に申し込めば特別価格」という言葉に急かされた時こそ、一晩置いてみてください。一晩で消えてしまうチャンスなら、それはもともと自分のためのものではなかったのかもしれません。
自分で小さく試してみるという選択
では、何を信じればいいのか。
私は、自分の手で小さく試した結果だと思っています。
ブログなら、まず一記事書いてみる。何人に読まれたのか、どんな言葉で検索されたのか、自分の目で確かめてみる。お金をかけるにしても、失っても生活に影響しない範囲にとどめる。
小さく試すと、「稼げる」という言葉の重さが、少しずつ自分の実感として見えてきます。誰かの言葉ではなく、自分のデータで判断できるようになる。これが、ネットで稼ぐ世界で身を守る、いちばん確かな方法ではないでしょうか。
稼ぎたい気持ちは、大切にしていい
最後に、もう一度だけ。
ネットで稼ぎたいという気持ちは、恥ずかしいものでも、間違ったものでもありません。生活を少しでも良くしたい、自分の力で何かを生み出したい。そんな思いは、とても自然なものです。
だからこそ、その気持ちを守るために、まず疑ってみる。
疑って、調べて、確かめて、それでも「やってみたい」と思えたなら、その時は胸を張って一歩を踏み出せばいいのだと思います。
焦らなくても大丈夫です。派手な言葉に背中を押されるより、自分で確かめた小さな一歩のほうが、ずっと遠くまで連れて行ってくれます。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます
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